9月28日に熊本市議会本会議でのど飴をなめて出席停止処分になった緒方夕佳議員のニュースが国内でも海外でも話題になっています。
くだらないことで大騒ぎする議員って結構多いですよね(^^;
今回はこのニュースを考察してみます。
|議会中にのど飴をなめて出席停止
今回起こった出来事を簡単に言うと、「議会の質疑のときにのど飴なめてんのおかしいだろ」って突っ込まれた話です。
演壇で喉あめ、出席停止=「子連れ市議に」ー熊本市議会
熊本市議会は28日、本会議の演壇で喉あめをなめながら質疑した無所属の女性議員に退席を命じた。議会側が「品位を損ねた」と謝罪を要求したが応じなかったため、懲罰委員会が出席停止を議決。
(中略)
この騒動で会議が8時間も中断したっていうんだから驚きですね。
くだらなすぎる(;´・ω・)
社会人として失礼にあたるって指摘はわかるけど、「質疑の前に出しときなさいよ」って注意でいいじゃない。
緒方議員も一言「すみませんでした」でいいじゃない。
こんな大ごとにする話じゃないでしょうに。
|緒方議員は去年も子連れ議員で騒がれた
緒方議員は去年の11月に生後7ヶ月の赤ちゃんを連れていって厳重注意を受けています。
この出来事を初めて目にしたときは「ダメなんじゃないの?」と思ったけど、なんでダメなのかを考えてみると「会議進行の妨げになる」からですよね。
ということは、赤ちゃんが泣いて進行の邪魔になるとかでないなら子供がいても問題ないんじゃないか、と思うのです。
実際、ニュージーランドのアーダーン首相は国連会議に3ヶ月の赤ちゃんを連れて出席しています。
⇒NZ首相「子連れ外交」=長女伴い国連会議に(リンク先が削除されました)
子供を連れてくることそのものを問題にすると、もしシングルマザーで子供の面倒を見なければならない状況の女性議員がいたらどうするのでしょうか。
預けるにも預かり施設の不足で必ず預かってもらえるわけじゃないですし、ダメだったら議会を休むしかなくなりますよね。
国民の代表である議員が会議を休んだら、多少なり国民の意見が反映されにくくなるのではないでしょうか。
|海外メディアの反応
今回の市議会の対応がイギリスのメディアで批判されてます。
熊本市議問題、英でも報道=「束縛社会」と批判
保守系紙デーリー・テレグラフ(電子版)は1日、「柔軟性を欠いたエチケット、規則、上下関係でがんじがらめに束縛された社会に光が当たった」と伝え、市議会の対応に批判的だ。
(中略)
ガーディアン(電子版)も事実関係を淡々と伝え「日本の親、とりわけ母親は、保育所も足りない中、仕事と子育ての両立という困難に直面している」と問題点を指摘している。
いいぞもっとやれ(゚Д゚)ノ
煽りたいわけではないけど、のど飴で8時間中断する議会とかばかばかしすぎて批判されて当たり前だと思うのです。
イギリスでは、保守党大会の会見でメイ首相がせき込んだときに、心配した財務相がのど飴を渡すシーンがあったそうです。
そのような国から見たら「柔軟性が足りない」といわれるのは仕方ないことでしょうね。
|なぜのど飴はダメで会議中に寝ている議員は責められないのか
これ、不思議に思いませんか?
のど飴で謝罪要求されるのに、寝ているのはスルーされるんですよ。
学生の頃、授業中に居眠りして怒られた経験ありませんか?
子供でも注意される行動を、大人が、しかも国民の代表がやっているんです。
これ突っ込んだらお得意の「記憶にございません」が出るんでしょうね。
ご都合主義の方が多いですねー(´-ω-`)
|まとめ
ざっとみてみましたが、いかがでしたか?
今回の騒動は、注意で終わる出来事なのを、お互いに気に食わない相手だから過剰に批判し合ったってところでしょうか。
寝てようがのど飴なめてようが、きちんとやることやってくれれば構わないですけどね。
こんなんでどれだけ時間を無駄にしてるんですかって声が聞こえてきそうな騒動でした(;´Д`)
おしまい。