「柔道の銅メダルがなぜ2人になるのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
柔道の試合で銅メダルを2人が獲得する理由や、その仕組みが気になりますよね。
この記事では、なぜ3位が2人になるのか、以下に沿って理由やルールについて紹介します!
この記事でわかること
- 柔道で銅メダルが2人になる理由
- 敗者復活戦の仕組み
- 3位決定戦の流れとポイント
柔道の「敗者復活戦」と「2回の3位決定戦」いう仕組みを詳しく見ていきましょう。
柔道で銅メダルが2人になる理由とは?
柔道で銅メダルが2人になる理由は、3位決定戦が2回行われるためです。
よく見る3位決定戦は準決勝で敗れた選手2名で行うので違和感がありますね。
多くの競技では、一度敗北するとそのトーナメントから脱落するシングルイリミネーション方式が採用されています。
しかし、柔道には準々決勝で敗れた選手の敗者復活戦という特別な仕組みがあり、これが銅メダルが2人になる理由となっています。
準決勝で敗れた2人と、敗者復活戦を勝ち進んだ2人が試合して、勝った2人が銅メダルになるのです。
優勝する実力のある選手同士が早めに当たってしまうと不公平感が出るから敗者復活戦が設けられているようですが、いまいちわかりづらいシステムですね…。
敗者復活戦の仕組みについて詳しく見ていきましょう。
柔道の敗者復活戦の仕組みと役割は?
柔道における敗者復活戦は、まず準々決勝(ベスト8)で破れた4人が試合し、勝った2人が準決勝(ベスト4)で負けた2人と3位決定戦を行う仕組みです。
例として、以下の6名がいるとします。
- Aブロック準決勝で敗れたA1
- Bブロック準決勝で敗れたB1
- Aブロック準々決勝で敗れた2人(A2、A3)
- Bブロック準々決勝で敗れた2人(B2、B3)
まずは上記の内、準々決勝で敗れた4人がそれぞれ同じブロック同士の選手と試合します。
- A2 vs A3
勝者:A2 - B2 vs B3
勝者:B2
次に、敗者復活戦で勝ち進んだ2人(A2、B2)と、準決勝で敗れた2人(A1、B1)が3位決定戦を行います。
このときの試合相手は別ブロック同士で当たる仕組みになっているので、すでに試合した選手同士がで当たることはありません。
- A1 vs B2
勝者:銅メダル - B1 vs A2
勝者:銅メダル
敗者復活戦の役割は、選手たちに再挑戦の機会を提供する点が大きいでしょう。
試合の結果が一度のミスや不運で決まることを防ぎ、自分の実力を発揮するチャンスが増えます。
他者への敬意を重んじる柔道に合ったシステムなのかもしれません。
ただ、一度敗北しても再びメダルの獲得を目指せるチャンスはありますが、準決勝に残った2人がどちらも銅メダルを取れない、なんてケースもありえます…。
「勝ったのになぜ?」と疑問を感じる結果にもなり得るわけです。
柔道の3位決定戦の流れとポイント
柔道の3位決定戦の流れを整理しましょう。
- 準々決勝(ベスト8)で敗れた4人が試合(敗者復活戦)
※同ブロック同士の選手で対戦 - 敗者復活戦で勝った2人と、準決勝で負けた2人との試合(3位決定戦)
※別ブロック同士の選手で対戦 - 勝った2人が銅メダル
まず、柔道のトーナメント形式を復習すると、敗者復活戦を勝ち上がった2人の選手がそれぞれ3位決定戦に進出します。
この2人の選手が、それぞれ異なる3位決定戦に出場するため、柔道では2つの3位決定戦が行われることになります。
以上のように、柔道の3位決定戦は、敗者復活戦を勝ち上がった選手たちが再び栄光を目指して戦う重要な試合です。
試合の流れやポイントを理解することで、柔道の試合観戦がより楽しめることでしょう。
まとめ
柔道で銅メダルが2人になる理由や、敗者復活戦の仕組みについて詳しく見ていきました。
記事のまとめ
- 敗者復活戦があり、3位決定戦が2回行われるため銅メダルが2人になる
- 敗者復活戦は、準々決勝(ベスト8)で破れた4人が試合し、勝った2人が準決勝(ベスト4)で負けた2人と3位決定戦を行う仕組み
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まず、柔道では敗者復活戦というシステムがあり、準々決勝で敗れた選手にも銅メダルのチャンスが与えられます。
このシステムによって、3位決定戦が2回行われ、結果的に2人の選手が銅メダルを獲得することになります。
この記事を通じて、柔道特有のメダルシステムの仕組みや意義を理解していただけたでしょうか。
柔道の敗者復活戦や3位決定戦を見る際の参考になれば幸いです。